「こんなうまい話があって、本当にいいの？」
最初はそう思っていました。
でも、助成金を活用するために実際に行動してみると…
「はぁ～ 何でこんなに高いんや。」
経理から回ってきた請求書を見て、思わず溜息がもれた。
当社もご多分に漏れず、人手不足の状況だ。
よって、人材紹介会社や転職サイトに依頼し、募集をかけているが、費用だけかかり、ほとんど応募が来なくて困っている。経営者として、本当に頭が痛い。
「何でこんなに元気ないのかな？ もっと元気に仕事してくれよ。」
28歳の男性社員のＡ君は今日も朝から全然元気がない。
暗い顔して、パソコンに向かっている彼の背中を見ると、こちらの方が気分が萎えてくる。
異業種交流会に行くと、社長連中はみんな異口同音にこう言っている。
「最近の若い社員は何を考えているのか、さっぱりわからないよ。ゆとり世代って言うけど、仕事にやる気を出してもらうにはどうしたらいいのかな？」経営者として、頭の痛い日々が続いている。
そこで、私は厚生労働省の助成金を活用することにした。
聞くところによると、国は今「働き方改革」の一環で、雇用助成金の予算が拡充されているとか。
助成金は返済不要のお金だ。
しかし本当に助成金がもらえるのか、最初は半信半疑だった。
ただこのまま何もしないよりはマシと腹をくくって、人材面に色々お金をかけることにした。
そこで、まず着手したのは、就業規則の整備と雇用契約書の見直しだった。
そのうえで、採用コストをアップさせ、社員には外部研修に積極的に参加させ、契約社員を正社員に登用したり、人事評価制度を整備した。
すると、社内の空気が変わり、社員の表情が明るくなってきた。
そして、数ヶ月後に助成金370万円が入金された。
当社は粗利率25％の製造業だから、この助成金は1,480万円の売上に相当する。
1,480万円の売上をいざ稼ごうと思うと、大変だ。
売上をアップさせたわけじゃないのに、会社のキャッシュが増えたうえに、社員満足度も上がった。
こんなにうまい話があって、本当に良いのだろうか…
成功報酬を社労士へお支払いするに際し、担当社労士に恐る恐る聞いてみた。
今回はお世話になりました。
でも、本当にこんなに助成金をもらっていいんですかね？
何か気が引けますよ。
はい、全く問題ありません。
これは、御社が正々堂々と受け取るべきお金です。なぜなら、御社は国策に合った経営を実践されたからです。
人材育成にコストをかけ、生産性アップを実現されました。労働局による厳正なる審査の結果、無事受給できたんですよ。
はい、ありがとうございました。
これからも『企業は人なり』という言葉を常に肝に銘じ、社員を大切にしながら、経営者として頑張っていきます。
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私たち中小企業の経営者がお金を残す経営を実践するには、【国策に乗る】ことを常に考えねばなりません。
国策に乗れば、優遇税制＆助成金という形で、いわば国からお金をもらいながら、経営できることになります。
国に対し、ムダにお金を搾取されながら経営するのか？？
それとも、かしこくお金をもらいながら経営するのか？？
この差はとてつもなく大きいでしょう。
あなたの経営手腕によって、2019年度はこの差がもっと大きくなるかもしれません。
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